こんにちは、カヲルです。
EAってたくさん出回っていて、どれを選んでいいか悩みますよね。実際に動かしてみないとわからないなんて言われたりもします。
それでも目安としてこの4つをしっかり確認することで、EA選びが原因で損をすることはある程度避けられると思います!
①謳い文句を信じすぎない
『完全放置で1日で元本回収』など、あまりの短期で爆益を謳う系のEAは要注意です。
こういった文句の多くは、過去のある一定の条件下で走らせた結果、短期元本回収達成できた「こともある」程度のものです。
例として、一般的に停止推奨される米雇用統計時に稼働させ、結果の方向に順行して大きな利益が出たなど。
確かにその場面だけ切り取れば爆益ですが、益が大きい分レートが逆に動いたとしたら?
リスクも相当大きかったはずですし、ともすれば破綻していた可能性も高いです。
ちょっと極端な例を出しましたが、つまり都合のいい切り取った時間でのテスト結果を当てはめ、
これをまぐれではなく実力のように宣伝していたとしたら不誠実ですよね… ギャンブルの域を出ないようなEAなど、危うきには近寄らないのが一番でしょう。
②フォワードテスト結果が開示されていて、成績が安定しているかを見る
フォワードテストは現在進行形のリアル相場でそのEAの成績を見るためのものです。
対してバックテストとは過去の相場データ上でそのEAを走らせたらどのような成績になったかを見るもの。
ここで信ぴょう性が高いのは、フォワードテスト>>バックテストです。
バックテストは「カーブフィッティング」、つまり設置をいじることで「過去の相場への過剰最適化」という誤魔化しができてしまうので、できれば実際の運用を「週報」などリアルタイムでSNSに上げている=フォワードテスト開示のEAを選びましょう。
フォワードテストを開示しているという事は『自信作ですので、あなたにも客観的に評価して頂きたい』と言っているに等しいです。
ダメなEAを紹介することは、開発者と紹介者が自分たちの首を絞めることに他ならないからです。
①とも通じますが、大げさに「●年〇月の大荒れ相場を乗り切ったスゴイEA!」というものはカーブフィッティングでその特定期間でのサバイブありきから開発が出発するので、将来的にどんな荒れ相場にも使えるという意味では決してありません。
それよりも大事なのはこれから繰り広げられる未知なる相場で稼働させた場合、資金/管理戦略を含め利用者自身の手に負えるかどうか、です。
いくら結果的に成績が良くても、短期でマイナスが多くてメンタルを削るようなEAでしたら、ドキドキハラハラの裁量トレードとそう変わりません。
せっかくEAにトレードを任せて悠々自適にやろうとしているのに、心理的にマイナスなんてあべこべですね。
そんなEAを長く使い続けたいと思いますか?
…私はもっと安心感のあるEAがいいです。
なお利用者が少ないEAは、現在のようなあらゆるEAが続々デビューするような状況ではすぐに淘汰されてしまうので、改良を繰り返しているEAはやはり実力もあります。
でも、EA性能の評価をしてから導入すべき!と言われても難しいですよね。
でしたら、しばらくフォワードテスト結果(紹介者の週報など結果報告)を客観的に見て、安定していると感じられるか?などを判断材料にしてみてください。
③自分の資金量とEAのロジックを照らし合わせる
各EAには想定した資金量とロジックのかけ合わせに最適値が存在します。
例えば、こんなEAがあったとします。
GOLD ナンピンマーチン
推奨証拠金:10万円
最小ロット:0.01
XMスタンダード口座
例として用意できる資金が10万円の場合、このEAは最小ロット0.01から逆方向に進む度に一定間隔で徐々にロットが大きくなるエントリーを入れます。
そのまま損が膨らんでも大き目のロットで入ったところから折り返した時、プラスで決済するロジックになっています。
しかしその1/10の1万円の資金で同じEAを動かす場合、最小ロットの0.01が1万円の資金量には大きすぎて(ロット単位に0.001はありません)、同じようにナンピンを入れ続けることが出来ない
→結果、利益が出るナンピン段数が入る前に破綻なんてことも。
EAの説明にある『推奨証拠金』は安全に運用する上での最低限資金。
この金額かそれ以上を用意できる場合に利用してね!という意味です。
これを守れないとどうなるか?つい欲張って、少ない証拠金でロットサイズを大きく取りすぎてしまうと…
証拠金がナンピンエントリーを入れられず、証拠金維持率がもたずにロスカットしてしまいました。
ロジック通りに動かせていれば、その後レートは反転してプラス決済出来たのに…
④パラメータ設定による管理が可能なEAを選ぶ
各EAの管理方法についても違いがあります。ここでは管理の失敗パターンを例に見てみましょう。
例えば指標などの経済イベント前にEA停止設定をうっかり忘れてしまったとします。
誰にでも起こり得ることです。
指標の結果により一方通行の勢いが強い場合に、逆ポジションの損がどんどん膨らみ続け、最後は損切りも出来ないような巨大な損になってしまい…
これって、早めに降りないと致命傷になってしまいます。
最も避けるべき"EAで口座破綻する"という最悪の結末はこのパターンで起こります。
この場合、破綻からの防御も自動化できるEA=『前もって「許容マイナス金額上限に達したら自動で決済する」機能があるEA』を選び、
そのパラメータを常時ONにしておくことで対処できます。
実際にEAの挙動をリアルタイムで逐一監視できるのなら手動決済も出来ますが、PCにずっとかじりつかないで済むのがEAなのに、これでは本末転倒です。
当然ですが「まずは生き残る」のが一番大事ですので、損を限定する機能は大変有用です。
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